マレーシアうるわしゅ~

日本留学を経験したマレーシア人中華系が書いたブログです。

オルガン協奏曲

今年復活したこのブログは、音楽について書くとしましょう。

 

今日はMPO(マレーシアフィル)にて稀でしか演奏されないオルガン協奏曲2曲を鑑賞しました。人生初めてのオルガン協奏曲が目玉で、モーツァルト交響曲2曲(リンツ、パリ)はオマケという感覚でホールに入りました。4曲はどれも聞いたころがないため、コンサート開始前(休憩時も、この記事を書いている今も)、プログラムを読みました。

 

曲目(オルガン協奏曲はモーツァルトに挟まれ、サンドイッチ状態?)

  1. モーツァルト交響曲第36番ハ長調リンツ」K.425
  2. ハイドン、オルガン協奏曲第5番ハ長調Hob.XVIII:5
  3. ヘンデル、オルガン協奏曲作品7第1番変ロ長調第1番HWV306
  4. モーツァルト交響曲第31番ニ長調「パリ」K.297(300a)

指揮:Jane Glover(イギリス出身)

オルガン奏者:Gunther Rost(ドイツ出身)

 

リンツは、モーツァルトが時短的に書き上げた交響曲らしいです。確かに繰り返しが多くて、モーツァルトの熱烈なファンでも研究科でもない私には、後半部分からつまらなく感じました。

 

ハイドンのオルガン協奏曲は、静かで伴奏の響きがよく聞こえます。オルガン協奏曲で、オルガンが目立たないというのは、想定外です。しかもプログラムでは、この曲の音楽的な部分の説明は、一段落で終わります。

 

休憩(20分)とりあえず、カプチーノ1杯で眠気覚ましの保険をかけておきます。

 

ヘンデルのオルガン協奏曲は、前半部分とは対照的になかなか良かったです。編成ミュージシャン人員も前曲より多いため、強弱の違いも大きく、音色も豊かです。そういえば、久々にチェンバロも聞けました~~

オルガン奏者の手も足もかなり使われている忙しい曲ですが、全体的ジョイフルで所々で跳ね上がったりするような曲です。これなら、さっきのカプチーノ不要ですわ~

ヘンデルの作品はせいぜい「水上の音楽」組曲と王宮の花火の音楽だけ数回か聞いたことがあり、あまり多く深く知りませんが、以前よりヘンデルが好きになりました。

 

モーツァルトの「パリ」も編成が前より大きいので、当時のパリ市民の好み(当時レベルの派手が好きらしい)を取り組んだ曲みたいです。私もこの曲は好きで、全然つまらないと思いませんでした。あれ?ということは、私も当時のパリ市民と同じく派手好きかも?

 

ちなみに、女性指揮者は、クラシック音楽界ではあまり多くいらっしゃいません。圧倒的に男性が多い業界です。私のMPO鑑賞歴では初めての女性指揮者かもしれません。

 

このコンサートホールの二階にオルガン演奏の座席があるのは知っていますが、オルガン協奏曲の演奏するため、ステージまで下ろし、伴奏と同じ舞台で演奏(文字通り!)されるのは、初めて知りました。これは普通なのでしょうか?

 

※上記は、クラシック音楽好き(アマチュア)の観点、感想です。

6年ぶりの更新、久々のコンサート

表題通り、久々のコンサート鑑賞です。6年ぶりの更新は、FBのせいとしましょう。

 

本日、MPO(マレーシアフィルオケ)によるメンデルスゾーン・バイオリン協奏曲及びマーラー交響曲第1番「巨人」の演奏会があり、KLCCに行きました。目玉はもちろん、巨人です。

 

バイオリンの音が出し切れていない気がします。奏者の問題なのか、楽器の問題なのか、楽団との連携の問題なのか、自分の耳の問題なのか、分かりません。ただ、そういう気がします。

 

バイオリン奏者は、独奏を披露しました。聞いた覚えのない曲ですが、テンポ60前後で、パルティータかソナタのようです。演奏は5分ぐらいだったのでしょうか?バイオリン協奏曲よりパフォーマンスが良かった気がします。

 

休憩(20分ほど)

 

念願の巨人の演奏が始まりました。真中から2番目のホルン奏者がかっこいいです。腕と顔もかっこいいです。

 

 第一楽章、コルネット3名はステージ裏で演奏し、途中ステージ登場しました。ホルンはピアニッシモが苦手で、せっかくの腕の見せ所でしくじったようです。コルネット4もしくじったのは、ワームアップ不足のせいなのでしょうか?ベルアップありました。

 

 第二楽章、舞曲テンポ速い、正確には、自分の聞いていたCDよりテンポが速かったです。異なる趣が感じられます。そのテンポで踊っているダンサーを想像してみると、よほど上達なダンサーでなければ、焦っているのでしょう。まあ、踊り経験のない素人の勝手な仮想ですが…

 

第三楽章、葬送曲、コントラバスから始まります。他の楽器が徐々に旋律に加え、クラリネットが鶏のコケコッコーのように目立って奏でられます。スイングムード(ちょっとしたダンスみたい)に変わり、何回かメロディーも変わっていき、時折一つ前のメロディーに戻ったりして、小雨の葬送式で暗い気持ちを和ませ、時にはノスタルジックの気分になりますが、最終的同楽章最初の旋律に戻り静まっていきます。

 

 第四楽章、大音量から始まり、緊張感の高い楽章です。個人的は、ホルンベルアップ、立たせるところ(自分いわば「本日のハイライト」)を狙って観ました。ミュートつけたり、外したりして、よく慌てず的確に行い演奏しました。

 

作曲家は所々、細かく指示書いたので、奏者たちは大変でしょうけど、観客は様々面白くて、楽しめる一曲だと思います。豊かなハーモニー、様々な楽器の音色、音量のグラデーションなどがあり、眠くなりにくいという観点で、クラシック音楽の入門者にお勧めです。プロの音楽家は、諸々の表現、研究や解釈などもできます。

 

ホルン奏者たち、コルネット奏者たち、管楽器奏者たち、大変です。管楽器奏者たちはフルパワーで稼働せざるを得ない、いや、死ぬ勢いで吹くと言っても過言ではありません。マーラーは管楽器を容赦なし、いや、管楽器殺しのつもりで作曲したのかもしれません。

 

やはり、サントリーホールで巨人の生演奏会を聞いてみたいと、再びそう思いました。

 

※上記は、クラシック音楽好き(アマチュア)の観点、感想です。

歯を抜いた

本日、歯医者さんに歯を抜いてもらいました。
しばらくこのままにして歯肉が塞いだから、治療を続けるそうです。

 

歯を抜いてからまだフルートを吹いていません。
会社で一緒にリコーダーを吹く人を見つけましたから、
最近はリコーダーに専念…
(横笛類は歯並びが変わって吹き方にも影響が出たという理由もあり)